コラム一覧/実家の空き家、どうする前に確認する7項目|相談前チェックリスト
実家の空き家、どうする前に確認する7項目|相談前チェックリストの内容を表す空き家と資料のメインビジュアル

2026-06-02 更新

実家の空き家、どうする前に確認する7項目|相談前チェックリスト

実家が空き家になった直後に、売却・買取・解体・管理のどれを選ぶべきか迷う方向けに、相談前に確認する7項目と家族で決める順番を整理します。

LINE公式アカウント

LINEで家じまいの相談をはじめる

友だち追加後、チャットで相談できます。

LINEで友だち追加

1. 実家が空き家になったら、まず結論より情報をそろえる

実家が空き家になった直後は、売るか、残すか、解体するかを急いで決めたくなります。ただし、最初に必要なのは結論ではなく、判断材料です。所有者、相続登記の状況、固定資産税の納付先、建物の劣化、残置物量、近隣への影響、家族の希望をそろえるだけで、相談先から具体的な提案を受けやすくなります。総務省の令和5年住宅・土地統計調査では、2023年時点の空き家数は900万戸、空き家率は13.8%です。実家の空き家は珍しい問題ではないからこそ、感情と数字を分けて整理することが大切です。

2. 相談前に確認したい7項目の優先度

  • 所有者・相続登記の確認5 点(編集部による重要度評価)
  • 固定資産税通知書の所在5 点(編集部による重要度評価)
  • 建物の劣化・雨漏り状態4 点(編集部による重要度評価)
  • 残置物・家財の量4 点(編集部による重要度評価)
  • 近隣からの苦情・連絡の有無4 点(編集部による重要度評価)
  • 自治体からの通知の有無4 点(編集部による重要度評価)
  • 家族内の利用・売却希望3 点(編集部による重要度評価)

※ 点数は統計値ではなく、各項目の重要度に対する編集部の評価です。確認できていない項目は「未確認」として相談時に伝えれば問題ありません。

出典:編集部作成(国土交通省 空家等対策の推進に関する特別措置法関連情報 および総務省 令和5年住宅・土地統計調査を参考に)

3. 7項目チェックリスト

確認する項目は、1. 誰が所有者か、2. 相続登記が済んでいるか、3. 固定資産税通知書がどこに届いているか、4. 雨漏りや傾きがないか、5. 遺品や家財がどれくらい残っているか、6. 近隣から苦情や連絡が来ていないか、7. 家族の中に住む予定の人がいるか、の7つです。すべてを完璧に調べる必要はありません。分からない項目を明記して相談すると、専門家側も必要な確認を切り分けやすくなります。

4. 放置前に考える理由

国土交通省の空家法関連情報では、管理不全空家等や特定空家等への対応が整理されています。空き家は、使わないまま置いておくほど行政対応や近隣トラブルの論点が増えやすくなります。

出典:国土交通省 空家等対策の推進に関する特別措置法関連情報

5. 管理・仲介売却・買取・解体を同じ表で比較する

管理を続ける場合は、税金、保険、見回り、草刈り、修繕費が毎年発生します。仲介売却は高く売れる余地がある一方、買い手がつくまで時間がかかることがあります。買取は価格が低めになりやすいものの、早く確定しやすい選択肢です。解体は倒壊や衛生面のリスクを下げられる場合がありますが、先に工事費が必要です。判断に迷う場合は、4つの選択肢を同じ表にして、費用、期間、家族負担、近隣リスクで比べましょう。

6. 家族会議で決める順番

家族会議では、思い出の話とお金の話が混ざると結論が出にくくなります。最初の会議では、建物を残したい人がいるか、管理費を誰が負担するか、いつまでに方針を決めるかの3点だけ決めます。次の会議で、査定額、解体見積もり、遺品整理費用を並べて比較します。期限を決めないまま話し合うと、固定資産税や管理費だけが積み上がるため、まず3か月以内の判断期限を置くのが実務的です。

7. よくある質問

Q実家の空き家は、まず不動産会社に相談すべきですか?

A不動産会社は売却・査定の相談に向いています。ただし、解体や遺品整理、買取も含めて比較したい場合は、家じまい全体を相談できる窓口も併用すると選択肢の幅が広がります。

Q相続登記が終わっていないと相談できませんか?

A相談自体は問題なく始められます。売却や買取の契約手続きには登記整理が必要になるため、未了である旨を最初に伝えると、相談先も段取りを組みやすくなります。

Q家族が遠方に住んでいる場合はどう進めますか?

A外観写真・内部写真・固定資産税通知書・間取りを共有した上で、オンラインで概算見積もりを取る方法があります。現地確認が必要な工程は後から集約することで、移動回数を減らせます。

Q解体するか迷っている段階でも相談できますか?

A迷っている段階こそ相談に適したタイミングです。仲介査定・買取査定・解体見積もりを同時に取ると、解体に先行投資すべきか、現状渡しの方が有利かを数字で比較しやすくなります。

Q近隣から連絡が来ていないなら急がなくてよいですか?

A苦情がなくても、雨漏り・庭木の越境・外壁の劣化は時間とともに進行します。少なくとも年間の維持費(固定資産税・保険・管理費)を試算して、保有継続のコストを把握することを優先してください。

8. あわせて読みたい関連記事

9. まとめ:相談前の整理で家じまいは進めやすくなる

実家の空き家をどうするかは、最初から正解を選ぶより、比較できる材料を集めることが重要です。7項目を確認し、管理・売却・買取・解体を同じ表で比べると、家族にも相談先にも状況を伝えやすくなります。

家じまいのお役立ちサービス

LINE公式アカウント

次に進むなら、LINEで家じまい相談

迷ったままにせず、まずは友だち追加で相談の一歩を。

LINEで友だち追加

参考資料

  1. 令和5年住宅・土地統計調査 / 総務省統計局 / 2024-04-30

    原典URL: https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2023/tyousake.html

    根拠: 2023年調査で全国の空き家数は900万戸、2023年調査で空き家率は13.8%

  2. e-Stat 令和5年住宅・土地統計調査(統計表ファイル一覧) / 政府統計の総合窓口 e-Stat / 2025-09-30

    原典URL: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?tstat=000001207800

    根拠: 令和5年住宅・土地統計調査の統計表はe-Statで公開されている、空き家関連の数値は調査年と公表時点を確認して引用する必要がある

  3. 空家等対策の推進に関する特別措置法関連情報 / 国土交通省

    原典URL: https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000035.html

    根拠: 空き家は状態に応じて行政指導や勧告の対象になり得る、管理不全化する前の早期判断が重要

  4. 空き家の活用や適切な管理などに向けた対策が強化 / 政府広報オンライン / 2024-02-29

    原典URL: https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202402/1.html

    根拠: 空き家の適切な管理や活用に向けた対策が強化されている

監修・著者情報